寝つきが悪いから、お酒の力を借りているという方はいませんか?
★アルコールを飲むと眠りが浅くなり
大脳の休息や成長ホルモン分泌に必要な、深い睡眠が得られないことがわかっています。
睡眠の定義の一つに、「外部からの刺激で容易に目覚めることができる状態」というものがあります。揺り動かしても起きないほどの泥酔状態は、睡眠というより、麻酔で意識を失っているようなもので、疲労回復は図れません。寝酒は避けて、他のリラックス方法を見つけましょう。
★カフェイン飲料も、眠りの妨げになります。
カフェインの覚醒作用が持続するのは4時間ほどですが、高齢になると代謝が遅くなるので6時間くらいかかります。コーヒー、紅茶、緑茶、コーラ、栄養ドリンクなどに多く含まれ、特に冷たい状態で摂取すると、冷刺激で胃腸の働きが低下するので、覚醒効果の持続時間が長くなります。
また、カフェインには利尿作用もあるので、睡眠中にトイレに起きる回数が増えて、熟睡感が損なわれてしまいます。就寝4~6時間前からは、摂取を控えましょう。
眠る前におすすめなのは、温かい飲み物、ハーブティーやホットミルクなどが特におすすめです。
★たばこのニコチンにも1時間以上の覚醒作用があり
就寝2時間以上前に摂取した場合でも、入眠に影響すると言われています。さらにアルコールと同様、ニコチンは深い眠りを減らすので、熟睡感も損なわれます。
快眠と健康のためには、カフェイン、たばこ、お酒は、できるだけ量や頻度を減らしていきましょう。
快眠セラピスト・睡眠環境プランナー 三橋美穂先生
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レスタ 近藤