快眠のために取り入れたい栄養素は、必須アミノ酸の【トリプトファン】。日中は元気の素になる脳内物質「セロトニン」に体内で合成され、夜暗くなると睡眠ホルモン「メラトニン」に変わるので、朝食で摂るのが効果的。トリプトファンは、「納豆」や「豆腐」などの大豆製品、「チーズ」や「ヨーグルト」などの乳製品、「魚や肉」などのタンパク質や、「クルミ」、「ゴマ」などに多く含まれています。
そのほか、「エビ」、「うに」、「ほたて」、「カニ」などに含まれる【グリシン】は、深部体温を下げる働きがあるので、夕食に適しています。グリシンはアミノ酸の一種なので、疲労回復効果も期待できます。疲労回復には、豚肉、うなぎ、玄米、大豆、ごま、ニンニク、玉ねぎ、ニラ、里芋、なめこ、豆類、酢の物、柑橘類なども効果があります。
朝はエネルギー源になる糖質とトリプトファンを補給し、夜は睡眠中の修復機能や免疫機能に必要とされる良質なたんぱく質を摂るように心がけましょう。
★快眠のためには、就寝までに消化を終えておくことも重要なポイント。未消化のまま就寝すると、眠りが阻害され、成長ホルモンの分泌が悪くなることもわかっています。新陳代謝を高め、疲労回復や肌のターンオーバーを促す、成長ホルモンの働きが十分に発揮されません。夜遅い時間の食事は、脂質が少なく消化がよい、温かいうどんや雑炊がおすすめです。
「朝はしっかり、夜は軽く」が、活動的な一日と、疲れを取る睡眠の秘訣です。
快眠セラピスト 三橋美穂先生
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レスタ 近藤